別の機会に記述するが、発音が良くなれば、リスニング力は概ね向上する。これは言語学で有名な仮説がもとになっている。
Motor theory of speech perception – Wikipedia
さて、TOEICのリスニング対策だが発音を学べばスコアもほぼ間違いなく上昇すると考えていい。その上でアドバイスがあるとすればリスニング教材は公式問題集を使用することだ。
ところでこの公式問題集、Amazonなどのレビューを読んでも実はあまり評判がよくない。理由は解説が淡白でTOEIC 700以下の英語初級者からすると彼らが疑問に思う点が無視されているからである。逆にTOEIC 800以上の人間であれば文法は概ね理解しているため、解説が貧弱でも自分でリサーチできるのである。
さて話が脱線したが、公式問題集を勧めているのは本番と話者が概ね同一だからである。発音というのは最終的にはその人の個性が仕上げのソースとして上塗りされる。日本人でも話し方にそれぞれ個性があるように、TOEICの話者もそれぞれ「癖」のようなものがある。予め話し方の個性に晒されていれば、英語自体はパワーアップはしなくとも「慣れ」は生じるのである。
発音を学んだ上で、スクリプトとスピーチをつき合わせてゆくと、それぞれの話者の個性が垣間見えて、少しマニアックな発見もあるとともに、試験本番でも余裕をもって望めると期待したい。
英語発音をもっと詳しく知りたければ、speekのサイトを訪問しましょう。